Googleの生成AIは教育をどう変える? 福岡の大学生と未来を探る1Dayキャンプ開催
株式会社qutori(本社:東京都港区、代表取締役:加藤 翼)は、Googleより「Google AI 学生アンバサダープログラム」の運営を委託されています。この度、福岡未来創造プラットフォームが主催し、Googleの協力のもと開催される「FUKUOKA AI Education 〜Google Geminiと学ぶ 1Dayキャンプ〜」の運営を、福岡未来創造プラットフォームと共同で実施することをお知らせいたします。本イベントは2025年10月19日(日)にONE FUKUOKA BLDG.にて開催され、「AIと拓く、地域の学びと未来」をコンセプトに、九州地域の学生や教育関係者がGoogleの生成AI「Gemini」の可能性を体験し、探求することを目的としています。
イベントページ:https://www.fuk-miraipf.net/wg/fukuoka-ai-education_20251019/
AI時代の地域教育モデルを福岡から発信
生成AIの社会実装が急速に進む中、教育現場におけるAIの利活用は、次世代の人材育成において極めて重要なテーマとなっています。このような背景のもと、本イベントは、単なる技術紹介に留まらず、地域社会全体でAI教育の未来を共創するモデルケースを福岡から発信することを目指すものです。
主催者である福岡未来創造プラットフォームは、福岡都市圏の15の大学、福岡市、福岡商工会議所、福岡中小企業経営者協会が参画し、産学官の垣根を越えて高等教育の振興と地域社会の活性化に取り組む組織です。同プラットフォームが掲げる「若者が集積し、成長し、活躍する活気と魅力あるまちづくり」というビジョンと、Googleが推進するAI技術の民主化という方向性が合致し、今回の連携が実現しました。この取り組みは、福岡が持つ強力な産学官連携の基盤を活かし、グローバルなテクノロジー企業と地域社会が手を取り合って先進的な教育プログラムを開発するという、未来志向の地域貢献の形を具体化するものです。
イベントの見どころと報道関係者の皆様へのご案内
本イベントは、理論と実践をバランス良く組み合わせた二部構成で進行します。
第1部:シンポジウム「AIと教育の未来を知る」
第一線で活躍する有識者が登壇し、AIが教育や地域社会に与えるインパクトについて多角的に議論します。株式会社Fusic取締役副社長の浜崎 陽一郎氏による基調講演「AIが変える地域の学びと未来」では、テクノロジー企業の視点からAI時代のビジョンと求められるスキルセットについて語られます。続いて、Googleの担当者からGeminiの最新機能や教育現場での活用事例がデモンストレーションを交えて紹介されます。さらに、地元の大学、企業、そして実際にプログラムに参加しているGoogle AI 学生アンバサダーを交えたパネルディスカッションでは、「地域におけるAI教育の可能性と課題」について、それぞれの立場から具体的な議論を深めます。
第2部:ワークショップ「AIを実践的に使いこなす」
学生を対象とした後半のワークショップでは、参加者が実際にGeminiを使いこなしながら、具体的な課題解決やアイデア創出に取り組みます。
Campus solution 開発部門: AIで実装する「最高の学びの相棒」
AI Creative 部門: AIと描く「未来の学び」
Social Good AI 企画部門: 「責任あるAI」と実現する、よりよい社会 or キャンパスライフ
上記3つのテーマから興味のあるグループを選択し、アイデアを形にするプロセスを体験します。このセッションは、AIを単なるツールとしてではなく、思考や創造性を拡張するためのパートナーとして活用するスキルを実践的に養うことを目的としています。
開催概要
本イベントの詳細は以下の通りです。
コンセプト:AIと拓く、地域の学びと未来
日時:2025年10月19日(日)14:00〜19:30(13:30 受付開始)
場所:ONE FUKUOKA BLDG. 6階 「ONE FUKUOKA CONFERENCE HALL」 (住所:福岡市中央区天神一丁目15番5号/福岡市営地下鉄「天神」駅直結)
主催:福岡未来創造プラットフォーム
協力:Google
運営:株式会社qutori、福岡未来創造プラットフォーム
対象:九州地域および近郊の大学生、大学院生、教職員、その他教育関係者の皆様
参加費:無料
定員:100名程度(先着順)
持ち物:ノートPCまたはタブレット(後半ワークショップ参加者のみ)
申込方法
※前半・後半のいずれか、または両方を選択してご参加いただけます。
※後半のワークショップは18歳以上の学生・大学院生のみご参加いただけます。
主要登壇者プロフィール
浜崎 陽一郎 氏 / 株式会社Fusic 取締役副社長
1976年大阪府吹田市生まれ。2003年、九州大学大学院在学中に株式会社Fusicを共同で起業。事業責任者として新技術の選定、市場開拓に従事し、現在はM&A等の投資事業を軸に活動。2023年3月に東証グロース市場及び福証Qボードに重複上場を果たす。RKB毎日放送「サンデーウォッチ」やKBC朝日放送「アサデス。ラジオ」にコメンテーターとして出演中。
古賀 正博 氏 / 一般社団法人福岡県中小企業経営者協会連合会 専務理事/株式会社Role Design 代表
大牟田市出身。九州松下電器(現パナソニック)で約20年間人事業務に従事した後、2010年より現職。九州大学大学院経済学府にてMBAを取得。九州大学や福岡大学等で非常勤講師を務めるほか、教育・就職関連機関で様々な役職を歴任。2020年に株式会社Role Designを設立し、地域の未来を担うキャリア形成や教育のあり方を積極的に探求・実践している。
山田 雄三 氏 / 福岡大学 社会連携センター 助教・地域連携コーディネーター
専門は地域連携・まちづくり。大学の地域連携コーディネーターとして、社会課題解決や人材育成を目的とした多数のプロジェクトに携わる。2019年に福岡都市圏の産学官連携組織である「福岡未来創造プラットフォーム」の設立に携わり、コーディネーターを務める。その他、「福津市未来共創センター キッカケラボ」のセンター長なども務めている。
関連組織・プログラムについて
Google AI 学生アンバサダープログラムについて
大学生や大学院生がGoogleの生成AI「Gemini」などを安全かつ効果的に活用するスキルを習得し、その知識や魅力を同世代のコミュニティへ広める活動を支援するプログラムです。参加者は、プロンプトスキルなどを体系的に学べる公式講座を無料で受講できるほか、AI活用のワークショップに参加できます。AIという最先端分野でイベントの企画・運営などに携わることで実践的なリーダーシップを養い、全国の仲間やGoogle社員と繋がる貴重な機会も得られます。
福岡県内では、福岡工業大学、福岡大学、福岡大学大学院、北九州市立大学、九州工業大学、九州大学、九州大学大学院、西南学院大学の学生がアンバサダーとして活動しています。
福岡未来創造プラットフォームについて
福岡市を中心とする高等教育の振興と地域社会の活性化を目的に、2019年5月に設立された産学官連携の組織です。福岡都市圏に位置する大学・自治体・産業界が個々の資源を共有し、垣根を越えた知的・人的交流の促進と高等教育機能の向上を目指しています。これまでにも、地域の未来を担う人材の育成を目的とした先進的な教育プログラムを共同で開発・実施しており、福岡における知の拠点として重要な役割を担っています。
(公式サイト:https://www.fuk-miraipf.net/)